• ホーム
  • ブログ
  • アルバイトが人手不足になる原因と解消する3つのポイントを解説

アルバイトが人手不足になる原因と解消する3つのポイントを解説

[2022.05.30]

目次

    「採用してすぐに辞めてしまう」や「常に求人募集しているのに応募がこない」など
    アルバイトの人手不足で悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。

    アルバイトを含む非正規雇用者の人手不足は深刻化していることから、積極的に採用活動しても応募が増えず頭を抱えている担当者の方も少なくないと思います。
    そこで本記事では、アルバイトが人手不足になる原因や解消するポイントについてご紹介いたします。 

    1.アルバイトはさまざまな業種で人手不足が続いている

    1995年以降、生産年齢人口は減少していますが有効求人倍率は新型コロナウイルスの影響で一次下降したものの少しずつ上昇傾向にあります。しかし、増えているのはアルバイトを含む非正規雇用者で全体の4割弱となる約37%を占めています。
    このことから非正規雇用者の労働力は、今まで以上に必要不可欠な存在となっているといえます。 ただ、1人のアルバイトが同じ職場で長年働き続けることは少なく、定着率はあまり高くないのが現状です。

    他にも、常に求人募集をしている職場や、非正規雇用者を主に抱える飲食店の7割は非正規雇用者が不足しているというデータもあり、年々人手不足が深刻化してきていることがわかります。
    参考:「非正規雇用」の現状と課題 総務省 期待される労働市場の底上げ
    厚生労働省 一般職業紹介状況 帝国データバンク 人手不足に対する企業の動向調査

     

    2.なぜアルバイトが人手不足になるのか?その4つの原因

    飲食業界や人材派遣業界など非正規雇用者を多く抱える業界にとって、アルバイトの人手不足は深刻な問題です。
    ここではアルバイトが人手不足になる原因である


    ・労働人口が減少している
    ・労働条件・環境に魅力を感じない
    ・時給や給与支払いルールに不満がある
    ・アルバイトは柔軟に働けてしまう
    の4つを説明します。

    2.1.労働人口が減少している

    アルバイトが人手不足になる要因の1つは、生産年齢人口の減少でしょう。

    前述したように、総務省が発表したデータから1995年をピークに生産年齢人口は減少しています。生産年齢人口の約4割はアルバイトを含む非正規雇用が占めているため、減少することでアルバイトが人手不足になると言えます。

    また、一部の業界では新型コロナウイルスの影響で求人倍率が下降しているとも考えられますが、非正規雇用者の定着率があまり高くないことからも、常に人手を必要としている企業の数は多いと言えるのではないでしょうか。

     

    2.2.労働条件・環境に魅力を感じない

    アルバイトは、労働条件や職場環境を重要視する傾向があります。これは大手人材派遣会社が発表した「アルバイト・パートスタッフの離職した理由・離職を考えた理由」や「仕事を継続する理由」の調査結果で明らかになっています。どちらの調査からも人間関係や仕事内容など労働条件・環境となる項目が上位にあがっています。

    例えば、仕事内容に魅力を感じアルバイトを始めたが、一緒に働く人達から食事に誘ってもらえなかったり、気軽に話せない仲だと職場環境にストレスを感じてしまいます。アルバイトは気軽に辞められる側面を持つため、環境に上手く溶け込めなかったり、人間関係による問題が発生した場合、離職を検討するでしょう。
    参考:ディップ株式会社 アルバイト・パートスタッフの離職事情

     

    2.3.時給や給与支払いルールに不満がある

    アルバイトが働き続けるモチベーションの1つに、時給の高さが上げられます。

    同じ業務内容であってもアルバイト先によって大きく時給が異なることも珍しくありません。もし同じエリアで現在働いている場所より時給の高いアルバイト先があったら、今の職場を辞めて、時給の高いアルバイト先で働くことを検討するかもしれません。

    また、給与の支払いルールについても考える必要があります。正社員にとって月1回の給与支払いは当たり前かもしれませんが、アルバイトにとっては当たり前ではなく、「日払い」や「週払い」を求めている人も多いのではないでしょうか。給与前払い制度を導入する企業も増えてきているため、月1回の給与支払いでは不満をおぼえる可能性もあります。

     

    2.4.アルバイトは柔軟に働けてしまう

    アルバイトは正社員とは異なり、固定の時間で労働する必要がないのがほとんどで、希望するシフトで柔軟に働けることが一般的です。また、現在アルバイトを募集している職場は数多くあるため、求職者にとっては自分のライフスタイルに合わせて仕事を選びやすい状況です。

    加えて、アルバイトは正社員に比べ福利厚生や昇給が充実していないことも多く、少しでも自身の求める労働環境でない場合、より魅力的な条件のアルバイト先を探し離職することになってしまいます。

    3.アルバイトの人手不足を解消するポイント

    前項ではアルバイトが人手不足になる原因について説明しました。
    ここでは前述の内容を基に、人手不足を解消するポイントについて説明します。

    3.1.求人を工夫し注目度を上げる

    アルバイトの人手不足を解決するには、web求人の利用やすでに掲載してある求人票を充実させ、注目度を上げていくことがよいでしょう。

    特に若い世代をはじめとしたアルバイト先を探す人は、インターネットを利用することが多いです。そのため、インターネットを活用していなく、店頭張り紙などの紙媒体だけで求人を行っているなら求職者の目に止まりづらいといえます。
    もしインターネットで求人を行っていないのなら一度検討してみてはいかがでしょうか。

    また、すでに掲載してある求人票を魅力的にすることも人手不足解消に繋がるかもしれません。「ここで働いてみたい!」と思ってもらえるような魅力的な福利厚生や高い賃金など自社の魅力を詳細に記載することがポイントです。
    特に求職者の目を惹くのは「給与前払い」です。実際に求人サイトの検索ワードランキングでは「日払い」が上位検索されていることから、給与前払い制度のニーズの高さがわかります。

    求人の注目度を上げることによって応募量を増やすことが出来れば、人手が必要な時に採用ができるようになるでしょう。

     

    3.2.労働条件や環境を見直す

    上述したようにアルバイトは労働条件や労働環境を重要視します。

    そのため、労働条件や環境を見直すことが人手不足を解消することにつながります。
    ここでは、人手不足を解決するために、何を改善すればいいのかをご紹介いたします。

    3.2..勤務形態を柔軟にして働きやすくする

    アルバイトにとって、希望する「勤務日数」「勤務時間」通りに働けることは重要です。
    これは、働きたい時間帯や曜日は人によって異なるためです。

    例えば、学生は誰しもが休日の短時間のみ働きたいと考えているや、主婦は日中のみしか働けないなどと思い込んでシフトを作成すると、自身の希望する働き方と合っていないと感じるアルバイトが増えてしまい離職してしまうでしょう。

    あくまでも、一人ひとりの要望を聞いた上でシフトを作成するのがよいでしょう。

    3.2.2.気持ちよく働ける職場環境を目指す
    気持よく働くうえで困難な壁となる代表例は人間関係についてです。

    たとえ賃金が高額であったり、福利厚生が充実していても、業務中に関わる人達との関係が悪い場合は長くは定着しないでしょう。例えば、休憩中でも全くコミュニケーションが交わされなかったり、高圧的な態度の人の存在によって精神的に辛くなったりするが挙げられます。

    このような場合、コミュニケーションが良好になるよう積極的に声かけを行ったり、他者との関わり方の指導を行うことで改善に繋がるかもしれません。

    3.2.3.教育・研修体制を整える

    アルバイトの教育や研修環境を整備することも人手不足の解決につながるかもしれません。

    どんな人であっても初めての仕事は不安です。人手不足だからといって研修や教育が充分に行われないとアルバイトの不満が募り、離職につながるでしょう。逆に、丁寧な業務サポートや研修が用意されていると不安が安心になり、働きやすい職場に変わります。

    それに教育・研修体制が整っていることを自社の魅力として求人票に記載することで経験者だけでなく未経験の方からの応募数増加に繋がります。

     

    3.3.賃金・給与支払いルールを見直す

    アルバイトの人手不足を解消するには、賃金・給与支払いルールの見直しを行うのもオススメです。時給が高かったり、働いた給与をすぐに受け取れると理想的な職場だといえます。ここでは時給の見直しと給与の支払いタイミングについてご紹介いたします。

    3.3.1時給を見直す

    時給が高いことは、求職者の目を惹きます。

    現在決めている時給が、同じ業務を行う、似たようなアルバイト先より低い場合は見直しが必要です。 

    また、他のアルバイト先と比較するだけでなく、業務内容と時給のバランスも考慮する必要もあります。アルバイトにとって時給とは労働の対価ということだけでなく、業務に対する頑張りを表す数字だともいえます。一度、近隣エリアや業務量に対する観点から見直しを検討してみるのもいかがでしょうか。

    3.3.2日払い・先払いに対応する

    給与の「日払い」や「先払い」は求職者にとって魅力的な制度です。

    急な物入りでお金が必要になったり、欲しい物をすぐに購入したいと思う経験は誰しもがあると思います。そのような時に給与前払い制度があると大変便利なため、求職者の目を惹けるでしょう。実際に給与前払い制度を導入したことにより、応募数が増加できた事例がいくつもあります。

     

    しかし給与の前払いを行うには、前払い金の計算~振込対応など多くのコストや手間がかかります。弊社の「ジョブペイ」は業界最安水準の従業員手数料、運用の手間が少ない給与前払いサービスです。これから給与の前払い制度を導入するのならば一度検討してみてはいかがでしょうか。

    4.まとめ

    生産年齢人口は減少しているものの、非正規雇用者の有効求人倍率は上昇しています。またアルバイトは、職場環境や賃金周りなどの様々な原因により長く定着しない傾向があります。これらの理由から、非正規雇用者の労働力が必要な会社は人手不足に陥っているといえるでしょう。

    そのため人手不足解決に繋がる労働環境や賃金・支払いルールの見直しなどを行い、「ここで働きたい!」と思ってもらえるような魅力的な職場にすることが必要です。
    本記事が情報収集の参考になれば幸いです。

    SHARE
    • Twitter
    • Facebook
    • LINE
    まずは資料請求(無料)





    送信することで個人情報の取り扱いについて同意したものとします